「読“絵画”力向上博物館or 絵画オリジナル解説博物館」 筆者のものの見方をとらえ、自分の考えをまとめよう「『鳥獣戯画』を読む」「この絵、私はこう見る」

東京都渋谷区立上原小学校

画面イメージ

○こんな実践
国語「読むこと」の単元において、コラボノートを活用して自ら、そして他者の考えを可視化することで絵と文章の関係を押さえることができ、難解な絵画に関する解説の筆者の考え方を読解することができた実践。
○注目ポイント
国語の目標を達成するための手だてとしてのコラボノート活用実践。筆者の見解の根拠となる文章を捉え、意図と表現の関連性について見出し、自分と他者とのものの見方や感じ方の違いや共通点を理解した上で、自分の考えを述べるという一連の学習を、「個人→グループ→学級→個人」といった活動の流れそれぞれでコラボノートを活用して見える化することで、最後のあのようにすばらしい子どもたちの解説が完成できる。
学校 東京都渋谷区立上原小学校
実践学年組 6年1組
先生 細田 梨絵 先生
教科 国語
実践の目的
  • 絵と文章との関係を押さえて筆者の考え方を捉え、自分の考えを明確にしながら読むことができる。
  • 文章を読んで考えたことを伝え合い、自分の考えを広げたり深めたりすることができる。
実践のポイント・工夫
  • 個人→グループ→学級→個人の学びのサイクルをコラボノートを使って、効果的に行ったこと。
  • 絵と叙述を照らし合わせて読むことを、ICTを使うことで効率よく行ったこと。
実践内容
    • ①初発の感想をコラボノートで共有する。
    • ②説明文の読解をグループごとにコラボノートのワークシートに記入し、学級全体で話し合って深める。
    • ③学習したことをもとに、鳥獣戯画のミニ解説文を書き、コラボノートで共有する。
    ④自分が選んだ絵の解説文をコラボノートで書き、互いに鑑賞する。
コラボノートを使用してよかった点
  • グループで記入することで、協働的に読解を行うことができた。
  • 絵の中に付箋で書きこむことで、視点を絞って解説文を書くことができた。
  • 個の考えを教師や児童同士で把握することで、対話の内容が深まった。
単元略案 読“絵画”力向上博物館or絵画オリジナル解説博物館(PDF:754KB)