「プログラミング的思考育成博物館」 ひなんクイズの下書きを考えよう

徳島県鳴門市立撫養小学校

画面イメージ

○こんな実践
休み時間の避難の仕方についてScratchで作成して全校朝会で発表する活動において、コラボノートをフローチャート的に活用することで「順序立てる」プログラミング的思考を育成する実践。
○注目ポイント
コラボノートEXのテンプレート「順番を書いてみよう」をフローチャートのように活用することで情報を構造化することができるため、計算や作業などを手順に分けて順序立てるプログラミング的思考の育成へと展開できる。またScratchなどのプログラミングアプリと併用することで、試行錯誤が深まり、デバック(エラーの部分をみつけ、修正する)ができやすくなる。
学校 徳島県鳴門市立撫養小学校
実践学年組 5年
先生 藤倉 新 先生
教科 総合的な学習の時間
実践の目的
    ツールを活用して論理的に考えることのよさに気付くことができる
実践のポイント・工夫
  • コラボノートEXのテンプレート「順番に書いてみよう」の「ふせん」や「矢印」を利用して、順番や判断を考えるフローチャート風の形式に容易に作り変えることができた。
  • 児童がチャートを作成する際に必要な部品(設定や問題を書いた「ふせん」や「矢印」)をあらかじめシートに枠組みしておくことで、作業にかかる時間を調整することができた。
  • 手本をシート内に例示することで、部品のコピーや貼り付けに必要感を見出し、情報活用のスキルを高めることができた。また、コラボノートに共有されたクイズを瞬時に見合い、「付箋紙」機能を用いて相互にアドバイスをすることで、よりよいクイズになる視点を共有できた。
実践内容
    全校朝会で休み時間の避難の仕方について Scratch で作成した○×クイズで伝えるために、本時ではコラボノートEXのテンプレート「順番に書いてみよう」を活用することで、避難に仕方について構造化した。
コラボノートを使用してよかった点
    「何度も問題作りをやりなおした。」や「アイデアをもらい自分のチャートをすぐにかえられた。」、「楽しかった。早く、またしたい!」という趣旨の感想が多く挙がった。問題を作り直すことは、チャートを活用して情報を可視化、構造化することで、どこの部分にエラーがあるのか等を予想し、論理的に矛盾のない仮説を立てようとする姿であると考える。また、コラボノートの共有や「付箋紙」機能により、友達の作業途中を見ることで、見通しをもつことができたり、すぐに友達や教師から評価されることで、情報機器を扱う関心以上に、問題解決に意欲的になったりしていると感じた。
単元略案 プログラミング的思考育成博物館(PDF:1,027KB)